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先生ごめんなさい(ほたるの母について) [本]

ほたるくんに纏わる状況については、多々思うところあり。

まず、ああいう母親の下で育ったにしては、十分にいい子だと思う。
犯罪などの非行的なことをするわけでもないし、母親が散らかしたゴミ片付けてたし。

そして「ほたる」って名前、誰につけてもらったのか分からないけど
あの母親だとするならば、意外と古風じゃないか。
なんでほたるにしようと思ったのか聞きたいくらいだよ。

子供にタバコを押し付けたり、育児放棄して自分のことだけにお金使って、
挙げ句の果てには子供を置いて逃げて、最低な母親であることは間違いない。

ただあの人、もっとまともな人生を送ることができていたなら、
なかなかいい母ちゃんになっていたようにも思える。

雅人が上級生のデブ男子に暴行されてるのを見て、ほたるがデブ男子の腕を噛みちぎった際に。
デブ男子とその母親がほたるの家にクレームを言いに行ったシーンは見ものだった。

ほたる母、強し。
切り返しがすごい。
この人、本当は頭いいんじゃないかとさえ思う。
まず、デブ男子とその母親の外見をデブで似てるとバカにする。

なんかさ?
腕を噛まれたことを論点にクレームを言われてるのだから、
「うるさい」「噛まれるようなことをしたあんたが悪い」
のような反撃をするなら分かるよ。

でも「デブ親子似すぎ、ウケる」って
話の本筋と違うことでけなされるのは、結構傷つくような気がするのですが?

しかも、「俺の父ちゃんヤクザなんだぞ?」のデブ男子の脅しに対し、
「デブが凄んでるー癒されるー」って、デブ男子側もびっくりだろ、そんなの。

そしてとどめの「おばさん、君のパパと仲良くなれると思うよぉ」では、
ちょっと拍手おくりたいレベルだった。

思春期男子に対する切り返しがすごい。
しかも、意外と自分のこと「おばさん」と謙遜してるっていう。

思春期デブ男子的にはどうよ。
自分ちの母ちゃんは、デブスヤンキー的な感じじゃん。
それが自身の父親と、目の前にいる色っぽい女との情事を彷彿とさせられて。

きっと帰り道、デブ母は憤りを隠せずにブチギレながら歩くだろう。
その横で息子は、母親に同調しているように振る舞いながらも、内心ドキドキを引きずると思う。

だってそんなこと言われたことないじゃん。
父親がヤクザだなんて言ったら、決まってみんな引いてたんでしょ。
そこに、むしろ笑顔で乗っかってきた女。
うん、すごい。
失うものがない女だから言えるのであろう。
だから、ほたる母がまともな人だったら、全く同じ切り返しはできないのかもしれないんだけどさ…

その堂々たる気質だけはそのままに、もっとまともな人であって欲しかった。
場合によっては、ほたるの自慢の母ちゃんになれたかもしれない。
なんか、ちょっと子供好きの気がある感じするし。

残念だよなぁ。




先生ごめんなさい(主に巡一さん) [本]

不気味で暗い、まだ何も始まっていないのに。

ストーリーだって、まだ導入部分でしかないだろうに。

主人公であるゆずも、キヨシも、ほたるも、巡一さんも、基本的にはポップに描かれているのだが、なんでこんなにホラーチックに感じるんだろう。

黒澤R作品に対する先入観?
でも、別に金魚妻を読んでも暗いとは思わない。

ということは、私はあの作品に自分が魔法をかけられている。
そこはかとなく、暗い気持ちになる魔法。

ずっと怖くて暗い気持ちで読むんだけど、
そんな中でも面白いシーンもあって、最も笑えたのは、巡一さんが子供のモードになって、ほたるを遊びに誘うシーンだなぁ。
「いいよ、そんなんお母さんにやらせとけばさー」っていうところ。
可愛いわー、巡一さん。

そして若い時の巡一さん、ちょっとカッコいい。タイプだなぁ。

復讐の未亡人での斎藤もそうだけど、ほんと、黒澤Rさんの作品に出る男の人は素敵な人多い。
女性の漫画家さんならではなのでしょうか。

巡一さんについては、女にしか分からないような、男性の枯れてる色気をさりげなく描写してくれるというか。

ほたるの前で、先生になる巡一さん、いいよなぁ。
優しくて、穏やかで、教えるのも上手で…
あーーー儚い、カッコいい。

でも、ストーリーはまだまだワケ分からない。
ゆずが自分のことを「先生いじめをして問題児だった」と言ってたから、担任の巡一さんをいじめていたのでしょうね。

巡一さんは、桜の木を見て「鬼が出そうだ…」と言うくらい、強烈にゆずのことを、たとえ事故の後遺症があっても恐怖として感じてる様子だった。

でも、ゆずが問題児だったとして、よくあんなに改心したな。
今は明るくて、おとぼけで、武道家で、面白いじゃない。
そこが一番気になるわ。
人間そんなに変われるものなのか。
だとしたらどうやって。って感じ。

そして、いじめの内容って何だろう。
だって今は、ゆずは先生のこと好きだよね。
恋とか愛とかの意味ではないかもしれないし、そうかもしれないけど、ほたるの前で先生に戻っていた巡一さんの後ろ姿を、昔の巡一さんと重ねてときめいていた。

じゃあ…巡一さんのストーカーだったとか??
それで、巡一さんが自分という女児に手を出したように偽って巡一さんを破滅に追い込んだとか?
奥さんも、そのせいでどうにかなってしまったとか?
巡一さんの事故もそれに関係してるとか。

でも、キヨシは何なんだろう。
ゆずに対しても、至って普通なのだが。
昔、父親がゆずにいじめを受けていたことを知らないのかなぁ。
分からない、全然分からない。

早く続きが読みたいけど、こちらは全く更新されない。
黒澤Rさんも忙しいのであろう…、きっと。



復讐の未亡人。続編(凛と俊) [本]

復讐の未亡人の続編を読んだ。

黒澤Rさんの作品って、独特の不気味さがある。
不気味で暗く、心が重くなる。

私はホラーが大の苦手なのに、黒澤Rさんの作品がこよなく好きで、不気味でも暗くても心が重くなっても、続きがアップされるのを心待ちにしている。

それで、続編だけど…
面白い。

口コミを読むと、前回の話と比較して良くないしグロいし、未亡人の復讐という主旨からは外れていると残念に感じているようだけど、私は前回の話を半分くらい忘れかけてるので(斎藤がカッコ良かったのは覚えてる)、今回のストーリーは、またもやすぐ引き込まれた。

だけど、悲しかった。
現実にもどこかに存在するであろう悲しい家庭をマンガの中で見たから。

しかも、現実にある家庭では、きっと凛ちゃんみたいなしっかりしたイイ子でいることは限りなく困難であろう。

俊くんは…
彼に何が起こったのか明確には分からなかったけど、
あの眼球や臓器が俊くんを表していることは分かった。
グロいという表現をすれば確かにそうなのかもしれないけど、俊くんなのだと思うと、グロいより何より、ただただ可哀想で悲しかった。
夢の中で凛ちゃんに語りかけた言葉も、涙が出てきた。
おばけになれたよ、って…
なったじゃなくて、なれたっていう言い方が、
おばけのことを強くてこわいものだって信じてるあどけなさを感じて、
あのシーンが、悲しくてしかたなかった。

「これであいつをやっつけるんだ」の言葉が、密さんの力を借りて果たされるまで、絶対に最後まで読まないと気が済まないと思った。なかなかアップされないため先が進まないが…。

それにしても、斎藤には幻滅だ。
全然かっこよくねーーーーーー。
残念すぎるーーーーー。
いや、イイけど…
でもあんなに子供っぽい人だったとは。
密さん…斎藤で本当にいいんですか?

でも、回想シーンにおける、ことの最中の言葉にはまたグッときた。
密が「斎藤さんの…大きくて苦しい」と言った時の、
「すみません…」っていうのが。

何かもう、どっちかにしてくれよ。
大きくて威張っているか、小さくて謝るか、どっちかにしてくれよ。
大きくて謝るとか…もう、どう表現してよいのか言葉にならないよ。
そんな感じで、その頃までの斎藤は良かった。
だが、結婚してからはもう心理的な意味ではあまり頼りにならない感じなんだよな…。
凛ちゃんが落ちてきた時に、体を張って受け止めたことだけは讃えたい。

ストーリーとしては、隣のおばさんとか密の過去とか、話は並行している感じだけど、
凛ちゃんの復讐のことが断然気になるなぁ。

復讐するなら、一瞬で終わらせないでくれ。
ジワジワ追い詰めてほしい、あの男を。

この物語の、どうか早く続きを。



あなたの奥さんもらいます(葵の子どもについて) [本]

崇郎が久しぶりに田舎に現れたのは、斉藤のじいちゃん曰く「1−2年ぶり」と言っていた。

あの子どもは、まだ立てなそうだから、1歳ではないとして、仮に7ヶ月としよう。
出産までには、十月十日かかるのだから、葵は、極端なことを言うと、17ヶ月前に妊娠したことになる。

17ヶ月って、約1年半だよね。
斉藤のじいちゃんの言う「1−2年ぶり」がドンピシャすぎる。
崇郎が父親だとするならば。

でも、崇郎が父親だよね?
だって、子どもの髪の色は崇郎の色だったよね?

しかも、葵と祐輔って、毎晩励んでいましたよね。
毎晩励む20代夫婦に子どもができないとしたら、それは不妊症なのでは、と思う。
更に、崇郎では妊娠できたのだとすると、不妊症の原因は、祐輔の精子欠乏症だったのではと思う。

はっきりは分かっていなかったとしても、20代前半のより良い元気な精子を持つであろう崇郎と行為をもって妊娠したなら、きっと崇郎の子どもだよね。

妊娠が発覚した時の葵と祐輔は、どのような気持ちだったのだろう。
普通に笑顔で生きていくこととか、できるのかな。

このまま崇郎にそっくりに成長していったとしたら、性格が葵にも祐輔にも似ていないから、親族的には謎だろうね。

村の人はどう思うのだろう?
あの日、村からいなくなった若き崇郎のことを、誰か思い出したりするのだろうか?
大家さんと斉藤のじいちゃんなら、この子崇郎にそっくりだなぁ、って絶対に思うはずだけど、子どもが年頃になった時、その2人がまだ健在かどうかは・・・。

でも。
高齢になり、衰弱した大家さんの前に、17歳くらいの、年頃になった葵の息子が現れたとしよう。
崇郎に生き写しの姿で。

きっと大家さんは言うであろう。
「おまえ・・・そうか・・・そうだったんか・・・」と、全てを悟って言うであろう。

何となくだけど、その頃には葵と祐輔は離婚してそう。
絶対、破綻するって。
赤ちゃんのうちはまだいいけど、どんどん崇郎に似てきたら、祐輔も普通じゃいられないはず。

ところで、話は子どもが生まれる前に遡るのだけど、
個人的にドキドキしたのが、斉藤のじいちゃんが子どものできない葵ちゃんに向かって、「こいつで試してみれば?」と崇郎を推したシーン。

いや、ドキドキした。
多少、葵と崇郎は、それに近い関係になっていたとは思うけど、改めて他者から突然勧められると、ドキドキした。

よかったね。
あの時、崇郎という人がいて。

きっと葵は、子どもを産んでも、いつもどおりぶっきらぼうに過ごしていくだろうから、親族はなんだかんだで誰も気づかないさ。

あんなことをして、授かっただなんてさ。

ただ、肝心の崇郎の心が分からない。
「え?!子ども?!」みたいな反応だったけど。
どう思ったんだろう。

きっと気付いただろうね。
でも彼は深く考えないから、「パパでちゅよ〜」って普通に本音?で言って、じゃあね、って帰っていきそう。
訪れた痕跡も残さずに。

でも、大家さんが葵ちゃんに「今日、崇郎きたよ」って教えるだろうから、葵ちゃんは崇郎とのあの日のことを鮮明に思い出しそう。

立ち入り禁止のトンネルをくぐって、明け方まで契りを交わしたこととか。
「別れたら、俺と結婚すればいい」と、心強く優しい言葉をくれた時のことを。

そんな中、子どもが泣いて、いつも通りの日常に引き戻されそう。
そして何事もなかったかのようにオムツを替えるのであろう。

よかったね、葵ちゃん。



あなたの奥さんもらいます(祐輔が不気味な件) [本]

ところで、祐輔は何だったんだろう。
今回の登場人物の中で、最もメンタル的に問題ありだと思う。

客観的に、なんで葵はあんな男を?
葵のことを、人付き合いがうまくないとか孤立しやすいとか言ってたけど、そういう女と結婚して、いわば飼いたいような気持ちだったのかな。自分の思い通りに。

葵も葵で、何度か「彼は人気者だった」とか、「彼はまあまあモテる」とか発言してたから、そんな男から認められた自分が、嬉しかったのだろうか。

でもさ。
祐輔・・・キモくね?
普通に、表情とか、やることなすこと。
本当に人気者だったの?
崇郎が人気者だったとしたら納得いくけど。

やっぱり書いてて思うのは、崇郎はたまたまだよね。
改めて思った。
たまたま隣に来た人と、短期間の恋をして遊んだだけだと。
そして、行き着くとこまで行き、若干飽きたのでは?

崇郎のたくさんの遊び歴の中の、随一の過激ネタとして、彼のメモリーに収録されただけじゃない?

てか祐輔のホラー感が半端ではなかった。
背景も森とか山とか多くて、そもそもが全体的に暗くてホラー入ってたけど、それを崇郎と大家さんと斉藤のじいちゃんが陽気にしてくれていた。

しかし祐輔が出るシーンは全部怖い。
彼は何がしたかったんだろう?
崇郎に対して優越感を感じたかっただけ?
本当にそれだけなのだとしたら、あんなことになっちまってバカすぎる。

葵のあられもない写真を崇郎に送ったのも、自慢というか自己顕示欲というか、キモい。
崇郎は、気を遣って「保存保存」と言ってたけど、普通に引いたと思う。
「旦那の前ではこんな顔するのかー」みたいなこと思ってたけど、それは大した嫉妬でもなくて、感想の1つだと思う。

崇郎と葵の行為中に、祐輔が窓から見てる姿は本気でホラー。
えっ?これ、セクシーなシーンだよね?みたいな。
セクシーより確実にホラーが勝っている。
読み終わった時、あのシーンを思い出そうとすると、結局葵と崇郎がどんな感じで最後までいったか思い出せなかった。祐輔が強烈すぎて、記憶全部そっちに持ってかれた。

祐輔と葵が、最後のベッドのシーンで「別れる」の結論になっていたら、どうなったんだろう?
だって、そんな中、崇郎は既にいなくなってるから。
2人とも、まさか崇郎がいなくなるとは思っていないだろうし、自分達中心に物ごとが回ってるとか思ってそうだから、肝心の崇郎が既にいないってのは、まるで2人が捨てられたかのようでちょっと笑える。

やっぱいいよなー、崇郎、いい生き方だ。
祐輔のことを書こうとしてるのに、すぐ崇郎の生き方の話に脱線してしまう。

で、祐輔はドMなのでしょうか?
「俺とあいつ、どっちが良かった・・?」と質問した時の祐輔の顔は凄すぎました。
ちびまるこちゃんでよくあるシーンみたいに、目の辺りに縦の3本線がサーっと入ってました。

そこで葵が「崇郎くん」と答えたことを、崇郎に教えてあげたかったです。
崇郎はそれを知る機会はないから。
仮に崇郎がそれを知ったところで、崇郎が葵を迎えに行くことはなく、想いが募るわけでもないとは思うけど。
ただ、祐輔と葵のプレイに無料で協力してあげたわけだから、せめてそれくらい、いいじゃない。

てか!!
「私があいつの子供を妊娠してたらどうする?」と言った葵に対して、「俺が育てるよ」って、そ、育てるのかよ!!!

何なら、祐輔も崇郎のこと、ちょっと気に入っちゃってんじゃん。
あんな感じの子供が生まれたら、明るい家庭になるとか、うっすら思っちゃってんじゃん。(勝手な見解

祐輔は、自分に自信があるくせに、自分のことが実は潜在意識の中で嫌いなのでは?
崇郎みたいな男が、本当は好きなのでは?
だから、無意識に崇郎に葵を近づけさせて興奮して、結果的に家族に崇郎みたいな真っ直ぐな男の血を迎え入れてもいいと思った。
いくら葵が産む子供でも、憎い男の子供なんて普通は育てられない。

でも、育てるということは、そういうこと・・・。
悲しい男・・・(全て勝手な妄想です)

感想はまだまだ尽きない。

次は、子供について語りたいコトがある。




あなたの奥さんもらいます(崇郎から教わる教訓) [本]

このところ、「復讐の未亡人」の続編が出ていることを知り、久々に「めちゃコミック」のサイトを覗いた。課金して読むかどうかを、迷っていた。

そんな中、作者である黒澤Rさんの他の作品も目にし、私は課金を決めた。
復讐の未亡人以上に、読みたいと思える作品があった(もちろん、復讐の未亡人も購入するつもり)。

それは、「相姦の赤い河岸」、そして「あなたの奥さんもらいます」。

相姦の赤い河岸なんて66話まで出てるみたいだったから、これは腹を決め、5400円コース(8000ポイント分もらえる)登録。

マンガごときに、って思ってる。分かってる。

でも。
マンガから大きな影響を受けるタイプなんで、この意義は高い。
これ店頭で買えと言われたら、昭和の人間なんで無理ですが、ネットだから誰にも知られず買える。
心から、このテクノロジーに感謝した。

そんなわけで、読んだ。
まずは「あなたの奥さんもらいます」から。

全20話、一気に読破した。
まず、この黒澤Rさんの作品に登場する男性は、なぜにこうも魅力的なのか。
復讐の未亡人に登場する斎藤もそうだったけど、毎度毎度、登場人物を好きになってしまう。
勝手に幸せまで願い始める。

隣人の崇郎(たかお)くん、非常に良い。
明るくて、若くて。
お年寄りにも子供にも優しくて。
詐欺師にいそうなタイプでもあるというか。
どんな女性にも、きっと挨拶のように口説き文句を言えるタイプ。

決して憎めない。
たとえ葵でも、彼のことを。

葵は途中から気付いていたのでは?
明らかにこの状況下で、おかしいのは崇郎くんよりも夫の祐輔だ、って。

葵と祐輔は、描かれていない過去のストーリーできっと強固な絆で結ばれている。
その強固な絆に崇郎くんは勝てないけど、結果的に誰よりも、崇郎くんが一枚上手だったことは分かる。

だってさ?
崇郎に彼女はいない。
隣に、ベランダで行為をするような夫婦が越してくる。
妻は自分に心開かない。
落としてみたい。
夫が、葵と崇郎を2人っきりにさせようとする。
夫が、葵のことを落としてみろと挑発してくる。
葵と一線を越え、しかも夫にそれを見られる。
葵は祐輔との関係に一度は絶望し、このまま一人になったらどうすればと、遠回しに崇郎に迫る。
優しい崇郎は、俺と結婚すればいいと言う。
でも結局、祐輔は葵にすがっているので、崇郎は結婚せずに済む。
そんな中、崇郎は友人からの仕事の誘いで東京に戻ることになる。
もう葵と会えなくても、崇郎はああいう性格だから、一時は寂しく思ってもすぐ割り切れる。
何なら数年後、普通にまた田舎に空気吸いに来ちゃってる。
葵の子供に普通に頬ずりし、きっと彼はまた東京に戻って普通に調子よく暮らす。

何も傷ついてない。

何だろう。
その生き方、見習いたい。
楽しいだろうな、って思う。
あまり気にしないで、うまく時が過ぎて。

このマンガに教訓があるなら、「深く考えずに生きていく」ということなのかと思う。
そしたら、みんなが幸せ。
あのあと崇郎が深く考えてしまったら、未来は変わってしまっただろう。

崇郎があっさりいなくなったことについて、葵と祐輔はどう思っただろう。
「あら?深く考えて興奮しちゃってたのは、私達だけ?」って感じではなかろうか。

一番いいのは、気にしないことだ。
そしたら周囲も、そんな空気に巻き込まれる。

ことのすべてが、いい思い出になれる。

私自身は、相手の気持ちを読もうとしたり、相手にどう思われるかと深く気にするタイプだから、明日から崇郎くんみたいになれるよう、頑張ろうと思う。




コンビニ人間。 [本]

2時間ほどで、休憩挟まず一気に読んだ。

私は、タイトルだけ見た時点では、現代の、コンビニに頼って生活をする老若男女を描いた作品かな?と思っていた。

そしたら、全然違った。
何というか、主人公が、本当にコンビニ人間としか言えないくらい、コンビニ人間だった。

そして、コンビニで働いてる人ってこんな頑張ってるんだ、って初めて知った。

結末については、賛否両論あると聞くけど、「否」の考えの人って本当にいるのかな?

この本の感想を誰かと話したことはないけど、私は俄然賛成!!

コンビニにこういうマニュアルどおりに動ける人は必要だ。
この人自身にも、コンビニが必要だ。

そして何より、あの男(彼氏?)の言いなりにならずに、生きていってほしかったから。

この人の持つ特性上、この人に新しい場所で新しい仕事をさせるなんて酷だって思う。
あの男、そんなことも分からなかったのかよって思う。

ぜひ主人公は、あの男に見捨てられてほしい。
そして、そんなことはものともせずに、そんなことぐらいで傷つくこともなしに、これからもコンビニでイキイキと働いてほしい。

主人公はこれまで、コンビニ勤務で生計を立てて生きてきたわけで、浪費もさほどしないタイプであれば、貯蓄をこの先数十年と続け、老後の蓄えを用意して生きる、それでいいじゃない。

男の気配がないくらいで、周りにあそこまで言われなくたっていいし、男ができたからって、周りがあんなに喜ぶのもおかしい。
もしかして、主人公の目にそう映っているだけなのかもしれないが。

何もかも、振り切って生きてほしい。
そしてコンビニ人間として、邁進してほしいと思った。



復讐の未亡人。(佐伯について) [本]

佐伯みたいな女は、世の中にいるのかなぁ。
あからさまに性格の悪い女って、中学時代はいたわ。
高校とか大学でも多少いたけど、大人になったらもう、性格が悪いことが恥ずかしいと思うんだけど。

佐伯が基本的に頭まわるのは上辺の部分だけで、完璧に詰められる訳ではないから、まああんなことになったのだろうけど、性格が悪くて頭が悪いって致命的だなと思う。
性格が悪いからこそ周囲から憎まれてハメられる可能性があるのに、自分のことを自分の力で守れない。

陽史は、ほんとすごい。今回の復讐の立役者。
やはり、陽史を主役にして悪党を倒していく物語をぜひ連載して欲しい。

それにしても佐伯が地獄すぎる。
まず、両親や親族、いとこ、自分の会社の面々(社長がいなかったのが残念)、亜津志の両親(しかも父親が警察官)、亜津志の兄弟、亜津志の会社の人達、2人の友人達に、禁断すぎる映像を見られ・・・

自慢したい相手を佐伯は結婚式に呼んだだろうから、自慢したい相手からあの映像を見られることになるって嫌すぎる。

あの映像が流れたあと、出席していたカップル?が、隠れてイチャイチャし始めるとか、佐伯の映像をむしろ利用していい雰囲気になってしまうってすごい。
傷付いた佐伯の気持ちを慮ってなどいない。

亜津志は、密のこと、佐伯から聞いてた話と全然違うじゃないか!って怒ってて、その点は見る目あるなと見直したけど、やはり過去に佐伯ごときの嘘を信じて優吾にひどい暴力を振るったことは許せないから、それ相応の恥をかいてしかるべき。

あんな女と結婚しようとしてたことや、あんな式に上司や同僚を呼んだことが、どれだけ笑われるか。
亜津志なんて横暴だし性格良くないだろうから、周りからも愛されてはいないだろうし、結局亜津志の周囲も、腹の中では今回の出来事を笑っているはず。
亜津志は、どのツラ下げて今後周囲の人と接していくのか。
まあ、「あんな女を選んだ自分がバカでした」と自分を責めるタイプではないだろうから、怒りの矛先は全て佐伯に向かうであろう。

佐伯は、会社を辞めるだろうか。
「違うの、あれは誰かが作為的に作り上げたもので・・・」とか言って被害者ぶりそうではある。
で、周囲はまた仲間に入れてあげるのかなぁ。
バックに怖い人がいるから。

ムリだな・・・自分だったら、退職して誰も自分を知る人のいない職場に行きたい。

しかしそれはそれで、また彼女は懲りずに、同じように生きていく気がする。

うーーーん。復讐って難しい。

あと、式場が訴えられないか気になる。
佐伯が「おたくのプランナーに無理やりやられたんだ」とか喚いて。

でも、そんな時のための「俺の顔は映ってないんで、煮るなり焼くなりどーぞ」のデータなのかな。

その後が色々と気になるマンガです。



復讐の未亡人。(勝手にキャスティング) [本]

復讐の未亡人を読んでから、実写化するなら誰をキャスティングするか、勝手に考えている。

・密→密だけあって、壇蜜さん
・優吾→戸次重幸
・陽ちゃん→綾野剛
・橋本課長→片桐竜次(相棒の、内村刑事部長役の人)
・橋本課長から怒鳴られる社員→柄本時生
・古武一也→キンコメ西野
・古武部長→田山涼成
・社長→葛山信吾か、豊原功補か、谷原章介
・板橋→容姿的には福田萌だけど、福田さんは女優業はしてないだろうから、おのののかをキャスティング
・佐伯麻帆→吉野紗香(が、もっと若ければ・・・)
・亜津志→スザンヌの元夫
・沙織→平岩紙
・密を慕う同僚達→中島裕翔、大政絢、浜野謙太、市川実日子
・優吾と陽史の母→高畑淳子

うーーーん、我ながら、メチャクチャなキャスティング・・・

しかも、どんなに頑張って考えても、肝心の斎藤にしっくり当てはまる人がいない。
いそうなんだけどなー。背が高くて髪が短くて、眼鏡かけてる人。

どんなに頑張っても、浮かぶのは、おぎやはぎの小木さんとか、ノブシコブシの吉村じゃない方とか、鈴木浩介さん・・・
いや、もちろん上記の方々も素敵ですが・・・

くやしいーーー
斎藤がいないーーー

むしろ、その辺の一般人にこそ、斎藤っぽい人はいそうだなー。

密は、壇蜜さん以外にも頑張って探したけど、やはり有名な女優さんはどこか特徴があるから、密を演じることはできないと思う。

壇蜜さんが色気を多少抑えて、淡々と演じていただければ、なかなかの密になれる気がする。
アダルトなシーンだって、壇蜜さんなら余裕だろうし。
話し方も色気を消して、自然な笑顔を増やして、知的さはそのままに。(注文をつけ始めた)

陽ちゃん役は、綾野剛がいいね。見た目も似てるし。
松山ケンイチもいいと思うけど、どこか素朴な感じが滲み出てしまいそう。
そこがいいところだと思うけれども。(←何様)

キャスティングって、本当に難しいっすね。
旬な人とかも、よく分からないし。

しかも、斎藤のキャスティングができなかった自分は、斎藤を好きすぎて神格化してる感が否めない。

でも、恋っていいね。
たとえ架空の人物に対してでも。

いやむしろ、架空の人物だからこそ。




復讐の未亡人。(主に斎藤) [本]

ネットを見ていると、よく面白そうなマンガの広告が出てくる。

今回、広告をきっかけにどうしても耐え切れず、サイトに登録して「復讐の未亡人」というマンガを読んだので、その感想を書きたい。

私としては、めちゃくちゃ面白かった。
ある程度「これはマンガだから」と思って目を瞑る部分もあるが、本当に息もできないくらいの勢いでのめり込んで読破した。

ストーリーは、過労死で夫を亡くした「鈴木密」という女が、夫の会社に派遣社員として勤務し、夫を過労死に追い込んだ同僚達に復讐をするというもの。

とりあえず、密さん最高。密さん素敵すぎ。
美人でグラマラスで優しくて、仕事ができて、女でも惚れそう。

読者の感想を読むと、アダルトなシーンが多すぎるという意見が結構多かったのだが、私達はある程度オトナだから、それも含めて心揺さぶられるものと思っていたので、嫌がる意見は意外だった。

私は、そういうシーンも良かったと思う。
ただ、義弟にあたる陽ちゃんとは、しなくてもいいと思う。
お互い本当にそういう目で見たことないって感じで最後までいてほしかったけど、、、うーーーん。

それにしても、陽ちゃんなしでは何の復讐も成立しないな。
密さん以上に、陽ちゃんがスゴ腕すぎる。
彼ならきっと、何にでもなれる。
なんていうか、昔でいう、くのいち的な。(多分違う)

陽ちゃんのシーンで最もシビれたのは、佐伯に対する復讐で例の映像が流れる直前に、女性プランナーさんに「それじゃ、俺はこれで消えます」っていうシーン。

いや、シビれた。
まあ、早めに逃げたんだろうけど、私だったら映像が流れたその場の空気を一目だけでも見たいね。
だって素晴らしすぎる。
やはりダメージを与えるためには、スクリーンの中の佐伯が獣みたいな姿じゃないとダメだし、佐伯を獣みたいな姿にできるかどうかは、陽ちゃんが如何に魅惑的であるかにかかっていたのだから。
陽ちゃん、すげー。やっぱ陽ちゃんは何にでもなれる。

陽ちゃんが主人公の漫画を新たに連載して欲しいくらいだ。
時々、幸せな密さんも登場してほしい。
斎藤なら、陽ちゃんも仲良くなれるだろうし。

てか、斎藤。
カッコよすぎる。
私は、斎藤が好きすぎる。
長身、メガネ、ぶっきらぼう、短髪、仕事できる、堂々としてるのに時々可愛い、ブリっこ女に冷たい、密さんを敬う・・・
どれをとっても素晴らしい。

斎藤、大好き。
アニメ好きの人が「アニメのキャラクターに恋をしています」って言う気持ちがやっと分かる。
マンガを読み終えた今明らかに、斎藤を愛してるってか恋してる(どっちでも、どうでもいいよ)

私の夫は、斎藤にタイプは似てないけど(内面は優吾を楽観的にさせた感じ)、でも背格好はちょっと似てるから、昨日から斎藤と夫を重ねて見ていて、夫にも改めて恋してる。斎藤への恋心を利用してる。

密と斎藤が佐伯の結婚式に出席しているシーンで、密が「夫の名は、鈴木優吾です」って告げた瞬間、スクリーンには佐伯のあられもない映像が映し出されて、どっちかだけでも衝撃なのに、両方くらった斎藤の気持ちについては想像を絶する。

密が式場を出た時に斎藤が引き留めて、「一連の復讐になぜ自分のことは見逃すのか」って問うたけど(いや、だって優吾は斎藤のことむしろ好きだったから復讐の対象に入ってねーよって感じなんだけど)、「それがあなたへの復讐だと言ったら?」と言った密の意図はよく分からない。

あの職場にずっと居させることが復讐なのかな??
でも、斎藤が「密さん・・・あなたは・・・」と呟いたのもよく分からない。
「あなたは何て優しい人なんだ」って言いたいのかな。
だからそもそも斎藤は復讐の対象じゃないのだが・・・

いやー、しかし。
私的には、最後のシーンは良かったっすよ。
斎藤大好きな私としては、斎藤の欲情する姿を見たかったからっス。

密が「優吾は案外嫉妬深いから化けて出るかもよ」って言うのに対し、「おっかないこと言うな」って怖がりながらも体は行為を続ける斎藤に、もう激萌えでした(マジで変態すぎる自分です)

しかも!「俺の全てを捧げるよ」って!!何!!
カッコいい!!弱い男に言われたらキモめだけど、ああいう気が強い人が言うのは、メチャクチャかっこいい!!

結構、密は本当に優吾に対して怒っていたのかもしれない。
密は、自分を置いて死んだ優吾を見捨てたのかもしれない。

でもなー。愛していたからこそ、あそこまで狂気を持って復讐したワケだから・・・
そんな最大限の愛情を受けた優吾を、更に斎藤が超えたのかもしれない。

いずれにしろ、密みたいな女性には、素晴らしい男性がアタックしてくるんだな。
そりゃそうだ。
男が嫌う、女の嫌な部分がまるでない。
且つ美人。且つグラマー。

斎藤的には、自分の子供を密みたいな人が産んでくれるとかって、この上なく嬉しいよね。
幸せだ。斎藤が幸せであることを想像すると幸せだ。

実在しない人物だけど、こんな風に思うのは、斎藤みたいな人ってどこかにいそうだし、いてほしいなって思うから。

密みたいな人は、どこにもいないと思うけど、ここで「どこかにいそうな女」だったら、女から見てつまらない。

登場人物に対して、とても陶酔させられるマンガでした。