So-net無料ブログ作成
検索選択

「ブスの本懐」を読んで思うこと。 [本]

すごい本だった。

面白くて、笑えて、心が痛み、諦めることもできる。

私は、ブスと美人の2つの顔を持つ。
本の中では、主に外見的なブスありきで話が成り立っており、私はさすがにそこまでではないが、
もしも自分に息子がいたとして、息子が自分のような女と結婚するとしたら絶対やだとは思う。

話は内面から入ってしまうが(後に外見も入る)、
まず、人が見ていなければ汚い生活も平気だし、汚い生活をした方が菌への抵抗力が強くなると信じているし、実際に私は全身の肌が白くきめ細かく、荒れないものだから、その信念に更に拍車をかけ、結婚した今でもまだ汚げな一面が垣間見える。
ここまで書いて、マジでブスだなと思う。

ただ、一歩でも部屋から外に出ると、美人だ。
ハッキリ言う。
美人だ。

メイクの人に「顔診断」をやってもらった時も、目が大きく、少し顎が短いけどパーツが黄金の配置だと高評価をいただいた。
芸能人では、比嘉愛未さん、紗栄子さん、伴都美子さん(Do As Infinityのボーカル)、吉澤ひとみさん、浅香唯さん、氷川きよしさん、フランス人形らに似ているとのお褒めの言葉をいただく。

私は自信を持って言える。
自分で操作できないけど、良くも悪くも顔って変わる。
だって、誰だって、赤ちゃんのままの顔ではないわけだし。

更に、表情で顔は死ぬほど変わる。
表情を変えると、その時だけでも骨格の位置が変わるからか、全然違う顔になる。

だから、いくらパーツの配置が黄金であろうが、表情がなければ醜いブスの顔立ちになる人がいる。
それが、私だ。
家の中ではブス、外では表情を作るから美人、外でも表情を作らなければブス。

佐々木希ちゃんみたいな子なら、無表情でもそれはそれで美人でしょう。
表情に左右されない人が、逆に本物の美人といえるであろう。

時はさかのぼり私が中1の時の話だが、髪を1本に結んでいたら、同級生男子から「縄文人に似てる」と真顔で告げられた。
なぜ覚えているかというと、傷ついたからというのもあったけど、「確かに」と自分でも思ったからなんです。

その男子は、イケメンではないけど、とにかく一風変わっていて面白く、負けん気が強い運動神経抜群のモテるタイプで、彼が私なんかのことに脳を数秒でも使って、考えてくださったことに感謝しました。

取り柄もないどブサイク男子に指さされ笑いながら言われるのとでは、ワケが違います。

ちなみに、彼がわざわざそれを言いに来てくれたわけではもちろんなく、全校集会でただ隣になったから、それだけです。

似てる。
確かに似ていた。
今は色が白いんだけど、当時は薄黒い?感じの微妙な日焼けで、骨格も縄文を感じた。
表情までも縄文人に似ていて、前髪を真ん中で分けて後ろに一本に結んだ姿は、普通にブスだった。

母からは、親戚の前で
「あんた、顔洗ってないんじゃないの?だから顔が薄黒いんじゃないの?もっと引っ掻くように洗えば?!」と、思春期女子の心をズタボロにするような言葉を、せめて2人きりの時ならまだしも親戚の前で責められ、その場の誰も庇ってもくれないという、縄文人どころではない心の傷を負う。
しかも、爪で引っ掻くように洗えなどと、とんでもないアドバイス

可愛ければ、こんなことは言われなかったでしょう。
私の従姉妹は、雪のように可愛い子で、親戚全員が、会うたびに従姉妹を「美人だ」「可愛い」と絶賛し続けた。もちろん今でも。
心の傷を負う機会もないから、彼女は今でも雪のような美しい心で、お過ごしになっている。

美人になったのは、高校2年頃からで、なんでなのかは自分でも分からない。
化粧もしてないし、特に何もしてない。
まず、肌がすごく白くなり透明感が出始めた(母も弟も色白ではある)。

あと、クラスメイト数人から、「目が据わっている」「目がイっている」「ヤク中の目をしている」などとご指摘をいただき、目の動かし方を特訓した。
多分、三白眼的な、白目の面積が多い上にちゃんと目を開かないからだったとは思う。
それで、気にするようになって目をちゃんと開くようにしたら、そこそこ可愛い目になった(ただ、社会人になってからも同僚から「目が死んでますよ」とは言われ続けた)

あとは多分気持ちの問題で、そこから年々、女子からも男子からも、友達の親からも可愛いと言われ始め、しまいには、自分の親からも親戚からも称えられ始めえた。
結局は「笑うと可愛い」という言葉にいい意味で踊らされたからだと思う。

でも先日、風呂あがりに乾かした髪がバサバサな状態で一瞬鏡に映った姿は、ムッシュかまやつに似ていた。

ムッシュかまやつさんは、偉大な人だから、喜ばないといけない。
そして、先日お亡くなりになったムッシュかまやつさんのご冥福をお祈りします。



nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

復讐の未亡人。続編(凛の母親について) [本]

5月になり、復讐の未亡人(続編)の最新話がアップされた。

今回は、凛の母親である日美子を中心に、凛の父親が亡くなってからの経緯が描かれていた。

なるほど。
凛が美少女なのは、日美子が美人だからなんだ。
誰に似て美人なんだろって不思議に思ってたけど、今回よく分かった。

日美子が、凛の義父(勝浦)に殴られて髪掴まれて引きずられて蹴られていた人と、同一人物とはとても思えなかった。
マンガの世界だから、こんなことになるのだよね。
こんな人、現実にはいないよね。そうじゃないとおかしい。
報われない。

凛は、お父さんと弟まで失って、まだ小学生なのに…。
血が繋がった家族は、あの母親しかいなくなってしまった。

人の心は、脆いなと思う。
優しすぎると勝浦みたいな人に騙されるし、本来優しくて純真であることはとても良いことのはずなのに、そういう人って、出会う相手によっては人生が簡単に悪の道へ巻き込まれてしまう。
性格悪い人の方が、逆に自分を貫けるとすら思う。

ああ、もしも日美子さんが、少しでも人を蔑む心を持っていてくれたなら。
勝浦みたいな金のない、学もない、見た目もあの程度の品のない顔した男に、なびかないはずなのに。
どんなに寂しくても、もう少し、自分を高く見積もって欲しかった。

寂しい心に優しくされてつけ込まれると、誰でもあんな風になるのだろうか。

考えたくないけど、もしも自分が夫を失って、誰かに優しくされたら、私もあんな風になるだろうか。

…少しはなるかもしれない。
新しいこれからの人生という可能性が、頭をよぎるかもしれない。

でも、だからって将来までは考えられないと思う。
寂しい心につけ込まれるのと、将来を共にするのとは別だよね。
私はワガママだから、夫と完璧に同じ人じゃないのなら結婚はしないと思う。

その前に、まず私は日美子のような美貌はないからそもそも誰もこない。笑

そう考えると、日美子には、どこかで一旦目を覚まして欲しかった。
特に、あの幼気な俊が殴られたりしていることに、気づいた時点で別れるべきだった。
それよりも自分の女としての欲が勝ったなら、もう日美子もそれまでの人間ということだ。

不幸になるね…
私が神様だったら、凛のお父さんみたいな立派な人に忍び寄る病魔を全てかき集めて、勝浦みたいな男にそれらを与えるのに。
世の中、絶対にそういうことにはならない。

密さんなら、神様の代わりに勝浦に復讐してくれるだろうか。
前回でいう佐伯並みの、一発お見舞いしてほしい。
いや、今回は人の死が絡んでるからそれ以上だ。

最後の場面では、勝浦が萌愛ちゃんのお母さんを待ち伏せ?して話しかけてたのが不気味だった。
ネクタイなんかして。

萌愛ちゃんは凛の唯一の分かり合える友達なのだから、勝浦はそこに関与しないでほしい。
凛から萌愛ちゃんを引き離すような可能性を生じさせないでほしい。

密さんの過去の復讐が明かされることよりも、勝浦に対するこれからの復讐の方が待ち遠しい。
次はきっと6月にアップされるのかな。

失った人が戻ってくることはないから、ハッピーエンドなんてないのだけれど、
せめて復讐だけは果たされてほしい。
強い期待を込める。



nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:コミック

先生ごめんなさい(黒川雅人について) [本]

黒川雅人くん
この人もまた闇が深い…

もう、顔からして闇が深い。
まだほたるの方がマシだと思う。

でも黒川くんは、本来は道徳的で、優しくて、純粋でとってもいい子だよなぁ。
そういう子に限って、簡単にねじれてしまう気が…

何でだろ??

そういう人を見ると、じゃあどう育てればいいんだよって思う。

黒川くんのお母さんも大変だよな…
ほたるは悪くないけど、黒川くんのお母さんの気持ちはよく分かる。

関わりたくないよね。
心配だと思う。

でも、じゃあ誰がどうすれば良かったんだろう??
全然分からないんだよね。

黒川くんは純粋で差別的な心もないから、ほたると仲良くなってるワケだし、そういう純粋な子に育ったのはお母さんのおかげだと思う。
そして、ほたるは母親がああだけど、むしろあの母親に育てられたにしては挨拶もできて敬語も使えて、相当しっかりしてると思う。
それでも黒川くんのお母さんが心配になるのは当然だし、あまりほたると関わらないでほしいと思うのも分かる。

……そうだ。
黒川くんのお母さんが、肝っ玉系だったら良かったのかも。
例えば、ジャイアンのお母さんみたいな人だったなら。
豪快で怖いけど優しい、そんな人だったら、ほたるのことも一般の扱いをしそう。
「ほたるくん、お母さんあまりお家にいないんだろ?これ食べて行きな!!(焼き芋とかを強引に渡す)」みたいなさ。

まあ、黒川くんのお母さんがジャイアンのお母さんみたいになるよりも、
ほたるの母がそもそもまっとうな人であれば良かったのだけど。

それにしても、何あの中学生達。
だっさ。

ランドセルしょった小学生を取り巻きにしてるとかダサすぎる。
ありえん。
私が小学生の時も中学生の時も、そんな奴いなかったんだけど。

最近はそんなのいるの?
もしくは、田舎にはいなくて都会にはいるの?

だって中学時代とか、みんなそれぞれ忙しかったはず。
部活だの勉強だので、同級生もいっぱいいるし先生とも関わるし、
家族とも毎日関わるし、そんな時になんでランドセルしょった小学生を相手にするんだよ。
そんな時間ねーよ。

年下に憧れてもらって優越感とか?
別にそんなの、中学の後輩とかに憧れてもらえばいいだろ。
そんな思春期の過ごし方をして、いつか社会に出た時に、そういう人ってどうなるんだろう?
何か、どこかが歪んでそう。

私としては、黒川くんのお母さんがその後どうなったか気になる。
黒川くんがサッカーをやめて、生き生きせずに過ごしてる姿を見てどう思うのか。
きっと、ほたるのせいだと思うんでしょうね。
あのデブ男子に殴られたってことで、デブ男子を恨んでくれればいいのだけど。

あと黒川くんは、確かにちょっとその後ダークになったよね。
ほたるは、「俺のことなんかほっとけばいいのに…」って、申し訳なさそうに?言うけど、
いや、黒川くんの気持ちは「仲良かったから気になる」と「自分よりまともじゃない奴を見て、自分はイケてると思いたい」の半々な気がする。
「おまえんち、まともな人間いないの?」と言った、その言葉が物語ってる。

パジャマなのは、事故に遭ったからだって言ってるじゃん。

ほんと黒川くんは、ほたるの言うとおり「昔はあんなこという奴じゃなかった」だよ。
「黒川は、幸せな家庭の子なのに…」ってほたるが言ったら、先生が「そんなこと傍からは分からんさ」と返したからドキッとした。
もしや、まだ描かれていない何かが…

あの母親がヒステリックだとか?
実は父親に愛人いて、その結果、母が子供命になって狂気じみてるとか?

いやー、気になる。
登場人物の中で、巡一さんと張るくらい、気になる存在である。



nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:コミック

先生ごめんなさい(ほたるの母について) [本]

ほたるくんに纏わる状況については、多々思うところあり。

まず、ああいう母親の下で育ったにしては、十分にいい子だと思う。
犯罪などの非行的なことをするわけでもないし、母親が散らかしたゴミ片付けてたし。

そして「ほたる」って名前、誰につけてもらったのか分からないけど
あの母親だとするならば、意外と古風じゃないか。
なんでほたるにしようと思ったのか聞きたいくらいだよ。

子供にタバコを押し付けたり、育児放棄して自分のことだけにお金使って、
挙げ句の果てには子供を置いて逃げて、最低な母親であることは間違いない。

ただあの人、もっとまともな人生を送ることができていたなら、
なかなかいい母ちゃんになっていたようにも思える。

雅人が上級生のデブ男子に暴行されてるのを見て、ほたるがデブ男子の腕を噛みちぎった際に。
デブ男子とその母親がほたるの家にクレームを言いに行ったシーンは見ものだった。

ほたる母、強し。
切り返しがすごい。
この人、本当は頭いいんじゃないかとさえ思う。
まず、デブ男子とその母親の外見をデブで似てるとバカにする。

なんかさ?
腕を噛まれたことを論点にクレームを言われてるのだから、
「うるさい」「噛まれるようなことをしたあんたが悪い」
のような反撃をするなら分かるよ。

でも「デブ親子似すぎ、ウケる」って
話の本筋と違うことでけなされるのは、結構傷つくような気がするのですが?

しかも、「俺の父ちゃんヤクザなんだぞ?」のデブ男子の脅しに対し、
「デブが凄んでるー癒されるー」って、デブ男子側もびっくりだろ、そんなの。

そしてとどめの「おばさん、君のパパと仲良くなれると思うよぉ」では、
ちょっと拍手おくりたいレベルだった。

思春期男子に対する切り返しがすごい。
しかも、意外と自分のこと「おばさん」と謙遜してるっていう。

思春期デブ男子的にはどうよ。
自分ちの母ちゃんは、デブスヤンキー的な感じじゃん。
それが自身の父親と、目の前にいる色っぽい女との情事を彷彿とさせられて。

きっと帰り道、デブ母は憤りを隠せずにブチギレながら歩くだろう。
その横で息子は、母親に同調しているように振る舞いながらも、内心ドキドキを引きずると思う。

だってそんなこと言われたことないじゃん。
父親がヤクザだなんて言ったら、決まってみんな引いてたんでしょ。
そこに、むしろ笑顔で乗っかってきた女。
うん、すごい。
失うものがない女だから言えるのであろう。
だから、ほたる母がまともな人だったら、全く同じ切り返しはできないのかもしれないんだけどさ…

その堂々たる気質だけはそのままに、もっとまともな人であって欲しかった。
場合によっては、ほたるの自慢の母ちゃんになれたかもしれない。
なんか、ちょっと子供好きの気がある感じするし。

残念だよなぁ。




nice!(3)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:コミック

先生ごめんなさい(主に巡一さん) [本]

不気味で暗い、まだ何も始まっていないのに。

ストーリーだって、まだ導入部分でしかないだろうに。

主人公であるゆずも、キヨシも、ほたるも、巡一さんも、基本的にはポップに描かれているのだが、なんでこんなにホラーチックに感じるんだろう。

黒澤R作品に対する先入観?
でも、別に金魚妻を読んでも暗いとは思わない。

ということは、私はあの作品に自分が魔法をかけられている。
そこはかとなく、暗い気持ちになる魔法。

ずっと怖くて暗い気持ちで読むんだけど、
そんな中でも面白いシーンもあって、最も笑えたのは、巡一さんが子供のモードになって、ほたるを遊びに誘うシーンだなぁ。
「いいよ、そんなんお母さんにやらせとけばさー」っていうところ。
可愛いわー、巡一さん。

そして若い時の巡一さん、ちょっとカッコいい。タイプだなぁ。

復讐の未亡人での斎藤もそうだけど、ほんと、黒澤Rさんの作品に出る男の人は素敵な人多い。
女性の漫画家さんならではなのでしょうか。

巡一さんについては、女にしか分からないような、男性の枯れてる色気をさりげなく描写してくれるというか。

ほたるの前で、先生になる巡一さん、いいよなぁ。
優しくて、穏やかで、教えるのも上手で…
あーーー儚い、カッコいい。

でも、ストーリーはまだまだワケ分からない。
ゆずが自分のことを「先生いじめをして問題児だった」と言ってたから、担任の巡一さんをいじめていたのでしょうね。

巡一さんは、桜の木を見て「鬼が出そうだ…」と言うくらい、強烈にゆずのことを、たとえ事故の後遺症があっても恐怖として感じてる様子だった。

でも、ゆずが問題児だったとして、よくあんなに改心したな。
今は明るくて、おとぼけで、武道家で、面白いじゃない。
そこが一番気になるわ。
人間そんなに変われるものなのか。
だとしたらどうやって。って感じ。

そして、いじめの内容って何だろう。
だって今は、ゆずは先生のこと好きだよね。
恋とか愛とかの意味ではないかもしれないし、そうかもしれないけど、ほたるの前で先生に戻っていた巡一さんの後ろ姿を、昔の巡一さんと重ねてときめいていた。

じゃあ…巡一さんのストーカーだったとか??
それで、巡一さんが自分という女児に手を出したように偽って巡一さんを破滅に追い込んだとか?
奥さんも、そのせいでどうにかなってしまったとか?
巡一さんの事故もそれに関係してるとか。

でも、キヨシは何なんだろう。
ゆずに対しても、至って普通なのだが。
昔、父親がゆずにいじめを受けていたことを知らないのかなぁ。
分からない、全然分からない。

早く続きが読みたいけど、こちらは全く更新されない。
黒澤Rさんも忙しいのであろう…、きっと。



nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:コミック

復讐の未亡人。続編(凛と俊) [本]

復讐の未亡人の続編を読んだ。

黒澤Rさんの作品って、独特の不気味さがある。
不気味で暗く、心が重くなる。

私はホラーが大の苦手なのに、黒澤Rさんの作品がこよなく好きで、不気味でも暗くても心が重くなっても、続きがアップされるのを心待ちにしている。

それで、続編だけど…
面白い。

口コミを読むと、前回の話と比較して良くないしグロいし、未亡人の復讐という主旨からは外れていると残念に感じているようだけど、私は前回の話を半分くらい忘れかけてるので(斎藤がカッコ良かったのは覚えてる)、今回のストーリーは、またもやすぐ引き込まれた。

だけど、悲しかった。
現実にもどこかに存在するであろう悲しい家庭をマンガの中で見たから。

しかも、現実にある家庭では、きっと凛ちゃんみたいなしっかりしたイイ子でいることは限りなく困難であろう。

俊くんは…
彼に何が起こったのか明確には分からなかったけど、
あの眼球や臓器が俊くんを表していることは分かった。
グロいという表現をすれば確かにそうなのかもしれないけど、俊くんなのだと思うと、グロいより何より、ただただ可哀想で悲しかった。
夢の中で凛ちゃんに語りかけた言葉も、涙が出てきた。
おばけになれたよ、って…
なったじゃなくて、なれたっていう言い方が、
おばけのことを強くてこわいものだって信じてるあどけなさを感じて、
あのシーンが、悲しくてしかたなかった。

「これであいつをやっつけるんだ」の言葉が、密さんの力を借りて果たされるまで、絶対に最後まで読まないと気が済まないと思った。なかなかアップされないため先が進まないが…。

それにしても、斎藤には幻滅だ。
全然かっこよくねーーーーーー。
残念すぎるーーーーー。
いや、イイけど…
でもあんなに子供っぽい人だったとは。
密さん…斎藤で本当にいいんですか?

でも、回想シーンにおける、ことの最中の言葉にはまたグッときた。
密が「斎藤さんの…大きくて苦しい」と言った時の、
「すみません…」っていうのが。

何かもう、どっちかにしてくれよ。
大きくて威張っているか、小さくて謝るか、どっちかにしてくれよ。
大きくて謝るとか…もう、どう表現してよいのか言葉にならないよ。
そんな感じで、その頃までの斎藤は良かった。
だが、結婚してからはもう心理的な意味ではあまり頼りにならない感じなんだよな…。
凛ちゃんが落ちてきた時に、体を張って受け止めたことだけは讃えたい。

ストーリーとしては、隣のおばさんとか密の過去とか、話は並行している感じだけど、
凛ちゃんの復讐のことが断然気になるなぁ。

復讐するなら、一瞬で終わらせないでくれ。
ジワジワ追い詰めてほしい、あの男を。

この物語の、どうか早く続きを。



nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:コミック

あなたの奥さんもらいます(葵の子どもについて) [本]

崇郎が久しぶりに田舎に現れたのは、斉藤のじいちゃん曰く「1−2年ぶり」と言っていた。

あの子どもは、まだ立てなそうだから、1歳ではないとして、仮に7ヶ月としよう。
出産までには、十月十日かかるのだから、葵は、極端なことを言うと、17ヶ月前に妊娠したことになる。

17ヶ月って、約1年半だよね。
斉藤のじいちゃんの言う「1−2年ぶり」がドンピシャすぎる。
崇郎が父親だとするならば。

でも、崇郎が父親だよね?
だって、子どもの髪の色は崇郎の色だったよね?

しかも、葵と祐輔って、毎晩励んでいましたよね。
毎晩励む20代夫婦に子どもができないとしたら、それは不妊症なのでは、と思う。
更に、崇郎では妊娠できたのだとすると、不妊症の原因は、祐輔の精子欠乏症だったのではと思う。

はっきりは分かっていなかったとしても、20代前半のより良い元気な精子を持つであろう崇郎と行為をもって妊娠したなら、きっと崇郎の子どもだよね。

妊娠が発覚した時の葵と祐輔は、どのような気持ちだったのだろう。
普通に笑顔で生きていくこととか、できるのかな。

このまま崇郎にそっくりに成長していったとしたら、性格が葵にも祐輔にも似ていないから、親族的には謎だろうね。

村の人はどう思うのだろう?
あの日、村からいなくなった若き崇郎のことを、誰か思い出したりするのだろうか?
大家さんと斉藤のじいちゃんなら、この子崇郎にそっくりだなぁ、って絶対に思うはずだけど、子どもが年頃になった時、その2人がまだ健在かどうかは・・・。

でも。
高齢になり、衰弱した大家さんの前に、17歳くらいの、年頃になった葵の息子が現れたとしよう。
崇郎に生き写しの姿で。

きっと大家さんは言うであろう。
「おまえ・・・そうか・・・そうだったんか・・・」と、全てを悟って言うであろう。

何となくだけど、その頃には葵と祐輔は離婚してそう。
絶対、破綻するって。
赤ちゃんのうちはまだいいけど、どんどん崇郎に似てきたら、祐輔も普通じゃいられないはず。

ところで、話は子どもが生まれる前に遡るのだけど、
個人的にドキドキしたのが、斉藤のじいちゃんが子どものできない葵ちゃんに向かって、「こいつで試してみれば?」と崇郎を推したシーン。

いや、ドキドキした。
多少、葵と崇郎は、それに近い関係になっていたとは思うけど、改めて他者から突然勧められると、ドキドキした。

よかったね。
あの時、崇郎という人がいて。

きっと葵は、子どもを産んでも、いつもどおりぶっきらぼうに過ごしていくだろうから、親族はなんだかんだで誰も気づかないさ。

あんなことをして、授かっただなんてさ。

ただ、肝心の崇郎の心が分からない。
「え?!子ども?!」みたいな反応だったけど。
どう思ったんだろう。

きっと気付いただろうね。
でも彼は深く考えないから、「パパでちゅよ〜」って普通に本音?で言って、じゃあね、って帰っていきそう。
訪れた痕跡も残さずに。

でも、大家さんが葵ちゃんに「今日、崇郎きたよ」って教えるだろうから、葵ちゃんは崇郎とのあの日のことを鮮明に思い出しそう。

立ち入り禁止のトンネルをくぐって、明け方まで契りを交わしたこととか。
「別れたら、俺と結婚すればいい」と、心強く優しい言葉をくれた時のことを。

そんな中、子どもが泣いて、いつも通りの日常に引き戻されそう。
そして何事もなかったかのようにオムツを替えるのであろう。

よかったね、葵ちゃん。



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:コミック

あなたの奥さんもらいます(祐輔が不気味な件) [本]

ところで、祐輔は何だったんだろう。
今回の登場人物の中で、最もメンタル的に問題ありだと思う。

客観的に、なんで葵はあんな男を?
葵のことを、人付き合いがうまくないとか孤立しやすいとか言ってたけど、そういう女と結婚して、いわば飼いたいような気持ちだったのかな。自分の思い通りに。

葵も葵で、何度か「彼は人気者だった」とか、「彼はまあまあモテる」とか発言してたから、そんな男から認められた自分が、嬉しかったのだろうか。

でもさ。
祐輔・・・キモくね?
普通に、表情とか、やることなすこと。
本当に人気者だったの?
崇郎が人気者だったとしたら納得いくけど。

やっぱり書いてて思うのは、崇郎はたまたまだよね。
改めて思った。
たまたま隣に来た人と、短期間の恋をして遊んだだけだと。
そして、行き着くとこまで行き、若干飽きたのでは?

崇郎のたくさんの遊び歴の中の、随一の過激ネタとして、彼のメモリーに収録されただけじゃない?

てか祐輔のホラー感が半端ではなかった。
背景も森とか山とか多くて、そもそもが全体的に暗くてホラー入ってたけど、それを崇郎と大家さんと斉藤のじいちゃんが陽気にしてくれていた。

しかし祐輔が出るシーンは全部怖い。
彼は何がしたかったんだろう?
崇郎に対して優越感を感じたかっただけ?
本当にそれだけなのだとしたら、あんなことになっちまってバカすぎる。

葵のあられもない写真を崇郎に送ったのも、自慢というか自己顕示欲というか、キモい。
崇郎は、気を遣って「保存保存」と言ってたけど、普通に引いたと思う。
「旦那の前ではこんな顔するのかー」みたいなこと思ってたけど、それは大した嫉妬でもなくて、感想の1つだと思う。

崇郎と葵の行為中に、祐輔が窓から見てる姿は本気でホラー。
えっ?これ、セクシーなシーンだよね?みたいな。
セクシーより確実にホラーが勝っている。
読み終わった時、あのシーンを思い出そうとすると、結局葵と崇郎がどんな感じで最後までいったか思い出せなかった。祐輔が強烈すぎて、記憶全部そっちに持ってかれた。

祐輔と葵が、最後のベッドのシーンで「別れる」の結論になっていたら、どうなったんだろう?
だって、そんな中、崇郎は既にいなくなってるから。
2人とも、まさか崇郎がいなくなるとは思っていないだろうし、自分達中心に物ごとが回ってるとか思ってそうだから、肝心の崇郎が既にいないってのは、まるで2人が捨てられたかのようでちょっと笑える。

やっぱいいよなー、崇郎、いい生き方だ。
祐輔のことを書こうとしてるのに、すぐ崇郎の生き方の話に脱線してしまう。

で、祐輔はドMなのでしょうか?
「俺とあいつ、どっちが良かった・・?」と質問した時の祐輔の顔は凄すぎました。
ちびまるこちゃんでよくあるシーンみたいに、目の辺りに縦の3本線がサーっと入ってました。

そこで葵が「崇郎くん」と答えたことを、崇郎に教えてあげたかったです。
崇郎はそれを知る機会はないから。
仮に崇郎がそれを知ったところで、崇郎が葵を迎えに行くことはなく、想いが募るわけでもないとは思うけど。
ただ、祐輔と葵のプレイに無料で協力してあげたわけだから、せめてそれくらい、いいじゃない。

てか!!
「私があいつの子供妊娠してたらどうする?」と言った葵に対して、「俺が育てるよ」って、そ、育てるのかよ!!!

何なら、祐輔も崇郎のこと、ちょっと気に入っちゃってんじゃん。
あんな感じの子供が生まれたら、明るい家庭になるとか、うっすら思っちゃってんじゃん。(勝手な見解

祐輔は、自分に自信があるくせに、自分のことが実は潜在意識の中で嫌いなのでは?
崇郎みたいな男が、本当は好きなのでは?
だから、無意識に崇郎に葵を近づけさせて興奮して、結果的に家族に崇郎みたいな真っ直ぐな男の血を迎え入れてもいいと思った。
いくら葵が産む子供でも、憎い男の子供なんて普通は育てられない。

でも、育てるということは、そういうこと・・・。
悲しい男・・・(全て勝手な妄想です)

感想はまだまだ尽きない。

次は、子供について語りたいコトがある。




nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:コミック

あなたの奥さんもらいます(崇郎から教わる教訓) [本]

このところ、「復讐の未亡人」の続編が出ていることを知り、久々に「めちゃコミック」のサイトを覗いた。課金して読むかどうかを、迷っていた。

そんな中、作者である黒澤Rさんの他の作品も目にし、私は課金を決めた。
復讐の未亡人以上に、読みたいと思える作品があった(もちろん、復讐の未亡人も購入するつもり)。

それは、「相姦の赤い河岸」、そして「あなたの奥さんもらいます」。

相姦の赤い河岸なんて66話まで出てるみたいだったから、これは腹を決め、5400円コース(8000ポイント分もらえる)登録。

マンガごときに、って思ってる。分かってる。

でも。
マンガから大きな影響を受けるタイプなんで、この意義は高い。
これ店頭で買えと言われたら、昭和の人間なんで無理ですが、ネットだから誰にも知られず買える。
心から、このテクノロジーに感謝した。

そんなわけで、読んだ。
まずは「あなたの奥さんもらいます」から。

全20話、一気に読破した。
まず、この黒澤Rさんの作品に登場する男性は、なぜにこうも魅力的なのか。
復讐の未亡人に登場する斎藤もそうだったけど、毎度毎度、登場人物を好きになってしまう。
勝手に幸せまで願い始める。

隣人の崇郎(たかお)くん、非常に良い。
明るくて、若くて。
お年寄りにも子供にも優しくて。
詐欺師にいそうなタイプでもあるというか。
どんな女性にも、きっと挨拶のように口説き文句を言えるタイプ。

決して憎めない。
たとえ葵でも、彼のことを。

葵は途中から気付いていたのでは?
明らかにこの状況下で、おかしいのは崇郎くんよりも夫の祐輔だ、って。

葵と祐輔は、描かれていない過去のストーリーできっと強固な絆で結ばれている。
その強固な絆に崇郎くんは勝てないけど、結果的に誰よりも、崇郎くんが一枚上手だったことは分かる。

だってさ?
崇郎に彼女はいない。
隣に、ベランダで行為をするような夫婦が越してくる。
妻は自分に心開かない。
落としてみたい。
夫が、葵と崇郎を2人っきりにさせようとする。
夫が、葵のことを落としてみろと挑発してくる。
葵と一線を越え、しかも夫にそれを見られる。
葵は祐輔との関係に一度は絶望し、このまま一人になったらどうすればと、遠回しに崇郎に迫る。
優しい崇郎は、俺と結婚すればいいと言う。
でも結局、祐輔は葵にすがっているので、崇郎は結婚せずに済む。
そんな中、崇郎は友人からの仕事の誘いで東京に戻ることになる。
もう葵と会えなくても、崇郎はああいう性格だから、一時は寂しく思ってもすぐ割り切れる。
何なら数年後、普通にまた田舎に空気吸いに来ちゃってる。
葵の子供に普通に頬ずりし、きっと彼はまた東京に戻って普通に調子よく暮らす。

何も傷ついてない。

何だろう。
その生き方、見習いたい。
楽しいだろうな、って思う。
あまり気にしないで、うまく時が過ぎて。

このマンガに教訓があるなら、「深く考えずに生きていく」ということなのかと思う。
そしたら、みんなが幸せ。
あのあと崇郎が深く考えてしまったら、未来は変わってしまっただろう。

崇郎があっさりいなくなったことについて、葵と祐輔はどう思っただろう。
「あら?深く考えて興奮しちゃってたのは、私達だけ?」って感じではなかろうか。

一番いいのは、気にしないことだ。
そしたら周囲も、そんな空気に巻き込まれる。

ことのすべてが、いい思い出になれる。

私自身は、相手の気持ちを読もうとしたり、相手にどう思われるかと深く気にするタイプだから、明日から崇郎くんみたいになれるよう、頑張ろうと思う。




nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:コミック

コンビニ人間。 [本]

2時間ほどで、休憩挟まず一気に読んだ。

私は、タイトルだけ見た時点では、現代の、コンビニに頼って生活をする老若男女を描いた作品かな?と思っていた。

そしたら、全然違った。
何というか、主人公が、本当にコンビニ人間としか言えないくらい、コンビニ人間だった。

そして、コンビニで働いてる人ってこんな頑張ってるんだ、って初めて知った。

結末については、賛否両論あると聞くけど、「否」の考えの人って本当にいるのかな?

この本の感想を誰かと話したことはないけど、私は俄然賛成!!

コンビニにこういうマニュアルどおりに動ける人は必要だ。
この人自身にも、コンビニが必要だ。

そして何より、あの男(彼氏?)の言いなりにならずに、生きていってほしかったから。

この人の持つ特性上、この人に新しい場所で新しい仕事をさせるなんて酷だって思う。
あの男、そんなことも分からなかったのかよって思う。

ぜひ主人公は、あの男に見捨てられてほしい。
そして、そんなことはものともせずに、そんなことぐらいで傷つくこともなしに、これからもコンビニでイキイキと働いてほしい。

主人公はこれまで、コンビニ勤務で生計を立てて生きてきたわけで、浪費もさほどしないタイプであれば、貯蓄をこの先数十年と続け、老後の蓄えを用意して生きる、それでいいじゃない。

男の気配がないくらいで、周りにあそこまで言われなくたっていいし、男ができたからって、周りがあんなに喜ぶのもおかしい。
もしかして、主人公の目にそう映っているだけなのかもしれないが。

何もかも、振り切って生きてほしい。
そしてコンビニ人間として、邁進してほしいと思った。



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。