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あなたの奥さんもらいます(崇郎から教わる教訓) [本]

このところ、「復讐の未亡人」の続編が出ていることを知り、久々に「めちゃコミック」のサイトを覗いた。課金して読むかどうかを、迷っていた。

そんな中、作者である黒澤Rさんの他の作品も目にし、私は課金を決めた。
復讐の未亡人以上に、読みたいと思える作品があった(もちろん、復讐の未亡人も購入するつもり)。

それは、「相姦の赤い河岸」、そして「あなたの奥さんもらいます」。

相姦の赤い河岸なんて66話まで出てるみたいだったから、これは腹を決め、5400円コース(8000ポイント分もらえる)登録。

マンガごときに、って思ってる。分かってる。

でも。
マンガから大きな影響を受けるタイプなんで、この意義は高い。
これ店頭で買えと言われたら、昭和の人間なんで無理ですが、ネットだから誰にも知られず買える。
心から、このテクノロジーに感謝した。

そんなわけで、読んだ。
まずは「あなたの奥さんもらいます」から。

全20話、一気に読破した。
まず、この黒澤Rさんの作品に登場する男性は、なぜにこうも魅力的なのか。
復讐の未亡人に登場する斎藤もそうだったけど、毎度毎度、登場人物を好きになってしまう。
勝手に幸せまで願い始める。

隣人の崇郎(たかお)くん、非常に良い。
明るくて、若くて。
お年寄りにも子供にも優しくて。
詐欺師にいそうなタイプでもあるというか。
どんな女性にも、きっと挨拶のように口説き文句を言えるタイプ。

決して憎めない。
たとえ葵でも、彼のことを。

葵は途中から気付いていたのでは?
明らかにこの状況下で、おかしいのは崇郎くんよりも夫の祐輔だ、って。

葵と祐輔は、描かれていない過去のストーリーできっと強固な絆で結ばれている。
その強固な絆に崇郎くんは勝てないけど、結果的に誰よりも、崇郎くんが一枚上手だったことは分かる。

だってさ?
崇郎に彼女はいない。
隣に、ベランダで行為をするような夫婦が越してくる。
妻は自分に心開かない。
落としてみたい。
夫が、葵と崇郎を2人っきりにさせようとする。
夫が、葵のことを落としてみろと挑発してくる。
葵と一線を越え、しかも夫にそれを見られる。
葵は祐輔との関係に一度は絶望し、このまま一人になったらどうすればと、遠回しに崇郎に迫る。
優しい崇郎は、俺と結婚すればいいと言う。
でも結局、祐輔は葵にすがっているので、崇郎は結婚せずに済む。
そんな中、崇郎は友人からの仕事の誘いで東京に戻ることになる。
もう葵と会えなくても、崇郎はああいう性格だから、一時は寂しく思ってもすぐ割り切れる。
何なら数年後、普通にまた田舎に空気吸いに来ちゃってる。
葵の子供に普通に頬ずりし、きっと彼はまた東京に戻って普通に調子よく暮らす。

何も傷ついてない。

何だろう。
その生き方、見習いたい。
楽しいだろうな、って思う。
あまり気にしないで、うまく時が過ぎて。

このマンガに教訓があるなら、「深く考えずに生きていく」ということなのかと思う。
そしたら、みんなが幸せ。
あのあと崇郎が深く考えてしまったら、未来は変わってしまっただろう。

崇郎があっさりいなくなったことについて、葵と祐輔はどう思っただろう。
「あら?深く考えて興奮しちゃってたのは、私達だけ?」って感じではなかろうか。

一番いいのは、気にしないことだ。
そしたら周囲も、そんな空気に巻き込まれる。

ことのすべてが、いい思い出になれる。

私自身は、相手の気持ちを読もうとしたり、相手にどう思われるかと深く気にするタイプだから、明日から崇郎くんみたいになれるよう、頑張ろうと思う。




早い段階で妊活疲れ。 [妊活]

11/24に、生理が来た。

待ちに待った生理だった。

前回の生理日から54日も経過して。

妊娠してないならしてないで、さっさと生理が来てリセットしてほしかった。

この1ヶ月、ずっと妊娠のことばかり考えてた。
気にしすぎたから、生理が遅れたんだと思う。

何か少し緊張するだけで、私は簡単に生理が遅れる。
だから、ここ最近遅れたのは、まあ当然のことだとは思う。

妊活について、不妊治療について、検索すれば検索するほど、自分が自然妊娠できる可能性は極めて低いと思い知った。

せめて自分の卵胞や子宮の状態を知りたくて、検査に行ってみたいなと思っても、病院選びで立ち止まることになった。

口コミを見ると、こんなに先生から傷つくこと言われるんだな・・・って思った。
評判がいい病院もあるけど、そういう病院は混んでるから、予約できるのが何ヶ月先か分からない状態で。

こうなったら、近さで選ぼうと思って、会社から徒歩2分くらいのレディースクリニックに行ってみたが、入り口で靴を脱ぎかけて、やめた。
なぜならば、受付とか看護師が、こちらを一瞥して何も言わなかったから。

それだけの理由でやめた。

どんだけナイーブ。こんなんで、この先耐えられるとは思えない。

年齢的には、一刻も早く受診すべきなのは分かっている。

数日前に久しぶりに会った先輩(娘連れ)、何気なく妊活の話をしてみたら、先輩が体外受精を数回行っての妊娠だったことを知った。

こんなに身近にいたなんて。
先輩は「行くなら最初から不妊専門クリニックがいいよ」とアドバイスをくれたけど、自分のこの迷いは何だろう。

その理由はきっと、自分は、覚悟が足りないからだと思った。

子供を授かるために、お金もかける、仕事も休む、先生に何を言われても耐える、検査が痛くても耐えてみせる、その覚悟が。

私は、自然妊娠できないなら、それはこの年齢まで私達が出会えなかったことの運命の結果だから諦める、そんなことを実はどこかで考えていたりする。

今まで付き合った人達と、結婚の話も出たことは何度かあって、あの若い頃に結婚していれば妊娠できたかもしれない。
でも、しっくり来ない。
結婚の話が出るくらい好きだったはずなのに、あの人達の遺伝子を愛せる自信がない。
って、結局その程度だったってことが今なら分かるのだけど・・・

私の周りには、早く子供が欲しくて、付き合った相手と結婚したって人がいる。
そして無事に2人の子供をもうけ、元々さほど愛してもいないという夫に対する愚痴ばかり言っている。
その人は、子供が欲しいという強い思いがあったから、不満だらけの夫(子供がいなければ離婚したいくらい)の遺伝子を受け継いだ子供を、心から愛せている。

こういう無償の愛を注げる人が、子供を生むべきなのだろうとすら思う。

結局、私の今現在は、私の元々の性格と熱意の低さによるものであり、何が何でも本当に子供が欲しければ、きっと過去の誰かと結婚していただろう。

でも私が結婚したいと思った相手は遅く現れたから仕方ない。
彼の子供なら愛せるし、彼がお父さんになった姿を見たいけど、年齢がそれを許さない。

じゃあ、不妊治療に踏み切るのか?

毎日毎日、こんな状態で鬱々としての繰り返し。
これじゃあ生理も遅れるわと思う。

今なら、結婚がゴールではないということがよく分かる。

人間はつくづく、悩みたくて迷いたい生き物なのだと思う。

彼がいれば、本当は何もいらないはずなのに。

まるで、一度は迷っておかないといけないかのような気になって。

年齢というリミットに振り回される毎日に疲れてばかり。
みんな、そうなのかな・・・。


復活。 [恋愛]

夫との気まずさは徐々に薄まり、幸いにもこれまでどおり。

チャンス到来。

生まれ変わるチャンスが訪れた。

どう生まれ変わろう。
うーーーーん。

まず、部屋を片付ける。
早く寝る。
料理を楽しむ。
もう少し彼に尽くす。
彼を責めない、そして上手に誘導する。
笑顔をもっともっと増やす。
運動する。
仕事を本気で頑張る。
休日はダラダラ過ごさない。


これって基本的なことですね・・・
列挙してみて思ったけど・・・

いや、基本ができてなかったのだから仕方ない。

まず、基本を固めよう。

そして、生まれ変わろう。

がんばろう!!!!



懺悔。 [恋愛]

嫌われたんだと思う。

きっとそう。

私は、思いあがっていた。
愛しているにも関わらず、甘えていた。

私が心から怒れば、口を利かなくなれば、彼は反省すると思ってた。
怯えると思ってた。

そしてまた、元に戻れると思ってた。

自分が優位だと、思ってた。


昨夜、初めて見た。
笑顔のない彼を。

普通の会話ができないと思った。
頑張って、いつもどおりに何気ない話をしようと頑張っても、私の言葉が出てこない。

笑いかけても、心から笑い返してはもらえない。

冷たくなった目が怖かった。

私はいつも、あの人の心がこっちを見てくれてたから、安心して色んな話ができてたんだって分かった。

全部が当たり前だったから、当たり前じゃなくなった時に初めて分かった。

私は底辺の妻だったから。

それでいいと思っていて、それでも愛されると自信があった。
そんなの、ただ彼が許容してくれていただけなのに。

彼は幸せじゃなかったのではないか。

私は、自分が幸せならそれでいいと思っていたのでは。

ごめん。
全然可愛い妻じゃなかったね。

許されるなら、チャンスがほしい。
初めてこんなに、生まれ変わりたいと思った。



コンビニ人間。 [本]

2時間ほどで、休憩挟まず一気に読んだ。

私は、タイトルだけ見た時点では、現代の、コンビニに頼って生活をする老若男女を描いた作品かな?と思っていた。

そしたら、全然違った。
何というか、主人公が、本当にコンビニ人間としか言えないくらい、コンビニ人間だった。

そして、コンビニで働いてる人ってこんな頑張ってるんだ、って初めて知った。

結末については、賛否両論あると聞くけど、「否」の考えの人って本当にいるのかな?

この本の感想を誰かと話したことはないけど、私は俄然賛成!!

コンビニにこういうマニュアルどおりに動ける人は必要だ。
この人自身にも、コンビニが必要だ。

そして何より、あの男(彼氏?)の言いなりにならずに、生きていってほしかったから。

この人の持つ特性上、この人に新しい場所で新しい仕事をさせるなんて酷だって思う。
あの男、そんなことも分からなかったのかよって思う。

ぜひ主人公は、あの男に見捨てられてほしい。
そして、そんなことはものともせずに、そんなことぐらいで傷つくこともなしに、これからもコンビニでイキイキと働いてほしい。

主人公はこれまで、コンビニ勤務で生計を立てて生きてきたわけで、浪費もさほどしないタイプであれば、貯蓄をこの先数十年と続け、老後の蓄えを用意して生きる、それでいいじゃない。

男の気配がないくらいで、周りにあそこまで言われなくたっていいし、男ができたからって、周りがあんなに喜ぶのもおかしい。
もしかして、主人公の目にそう映っているだけなのかもしれないが。

何もかも、振り切って生きてほしい。
そしてコンビニ人間として、邁進してほしいと思った。



妊活。 [日常]

先日、挙式を無事に終えた。

挙式の際に神主さんが「札幌諏訪神社は縁結び、夫婦円満のかみ、そして子授け・安産の神」と仰った。

私はもともと、子供がさほど好きでもなく、子供がほしいという願望は結婚前はなかったし、結婚後も、せいぜい「どちらでもよい」という考えだった。
私にとっては、結婚がゴールだったから。

だが、両家の親が孫の誕生を楽しみにしているのを知り、
期待に応えたいと思うようになった。

だから挙式の晩、初めて事に及んだ。
年齢的にも、私達には時間がとっくにない。

そして、今まで自分には関係ないと思っていた「妊活」の雑誌を買ってみたり、3日前からようやく基礎体温測定も再開。

生理不順だから、排卵日とかあてにならないだろうけど、一般的な予測をもとに、更に2回事に及んだ。

不思議な感覚になった。
まるで、私の体も夫の体も試験管になったような。
十分に情熱的だけど、今「作る」という作業をしているのだ、と頭の片隅で思ったりもした。

そんな中、同僚がおめでただと知った。
羨ましさと不安が交錯して、どんな表情でいれば良いのか、自分は自然な表情ができているか、すごく気になった。
勝手に気まずかった。
自分も子供をほしいと思ってるだなんて、別に誰にも言ってもいないのに。

世の中の、子供を望む女性って、こんな気持ちでずっといるのかなぁと、この立場になって初めてその気持ちが分かった。

私はもうすぐ35歳、夫は今月40歳。
簡単に妊娠なんてできないって分かってるのに、今度の生理が来たら、それなりにショックを受けるのだろう。

もう既に、こんなに心が疲れている。



タグ:妊活

電車内での化粧について。 [日常]

東急電鉄の「車内で化粧はみっともない」の啓発広告について。

賛否両論があるとのこと、ネットニュースで読んだ。

これっていつから騒がれるようになったんだろう??

私が高校生の頃(20年近く前)は、ギャルとか流行っていたし、電車内で化粧する女性はもちろん当時もいたと思う。
私は、そもそも高校生の頃はまだ化粧もしてなかったけど、電車内でしてる子を見ても、正直何も思わなかった。

電車の中でお化粧する人自体が、まだそんなにいない時代だったのかも。
だから、良いとか悪いとかいう感覚の何が正しいのかも分からなかったのかも知れない。

いつからか、電車内での化粧はマナーが悪いという風潮になり、私も自然と、電車内で化粧してる人を冷たい目で見るようになった。

だけど。
実は、あまり人が乗ってない車両(乗ってる人はいたが寝てた)で、眉毛描いたことある?

これもダメ?
誰も見てなくても??

あと、人前で口紅はダメだ・・・よね?
でも薬用リップはOK??

「自分を飾る」ことを基準に、許されないかどうかが決まるのかも。
口紅を塗る行為とリップクリームを塗る行為は、同じ動作だけど、リップクリームは自分を飾る行為ではなく唇の保護?だから、許されるのでしょうな。

自分としては、電車内での化粧について、周りに人が乗ってるかどうかによる気がするなぁ・・・と思っちゃったりして、微妙だった。

だけどこの前、私は武蔵野線の車内で、完全に「電車内での化粧反対派」になってしまった。

それは、私の斜め前に座って化粧をしていた若い子を、何気なく見ていたんだけど、その子はほぼスッピンからメイクを始めていて、何が気分を害したかというと、アイブロウを手でぼかしたり、チークを手で塗ったり、化粧し終わったあとの手が汚すぎた。

絶対その手でどこにも触るなよ?ってハラハラした。
その子は、ウエットティッシュを取り出して手を拭いていた。
なぜかその行為がまた汚く見えて、オエッて思った。

その一件から、電車内での化粧を見ると不快感が強くなった。

その人自身が周りから「だらしない」って思われても、「スッピンぶさいく」って思われても、「キモい」って思われても別にいいけど、周囲が「その汚い手で、つり革とか座席とか、人の服とか触るのでは」と恐怖を抱く状況はちょっとマズい。
迷惑行為と言われても仕方ない。

それはさすがに、佐々木希ちゃんがやっても壇蜜さんがやっても、ちょっと許されない。
でも、ああいう人は、なぜかやらないんだな。

プライドがある人は、そんなことしないのかも。とか思う。

映画「怒り」感想。その2 [趣味]

もともと、映画とかそんなに見ない。
だから、宮崎あおいの演技とか、今までまともに見たことがなかった。

あの人、ああいう人なんだ。
すごいね。
知らなかった。
あんな役も引き受けるんだ。

冒頭のシーンで渡辺謙が宮崎あおいを迎えに風俗街に行った時、魂が抜けたように横たわっていた姿に、この人は、ちゃんと本気の女優なんだって、アースミュージック&エコロジーのCMに出てるだけの人じゃないんだって、あのシーンだけで思い知らされた。

実家に戻ってきた大雨の夜、暗闇で自転車をこぐ松山ケンイチに遭遇したシーンでは、とりあえず絶対この人が犯人だって思った(短絡的)。
犯人と宮崎あおいの悲しい恋で終了だ、って勝手に思った。
それぐらい、松山ケンイチが怪しすぎた。

だからきっと、製作者側に意図があるなら、私はまんまと引っかかっていると思う。
そして、表情など些細なところで怪しさを醸し出してくれた松山ケンイチを、職人の領域に思う。

綾野剛同様、松山ケンイチのことなんて更に疑いながら見てるもんだから、犯人ではないと知った時、今まで話した親の借金のこととか、色々「じゃあ、あれもこれも本当だったの?」と思って、初めから見返したくなった。

東京駅にいる松山ケンイチから電話があった時、嬉しくて鳥肌が立った。

渡辺謙さんは、泣ける。
本当は渡辺謙はあの人じゃないのに、演技をしているだけなのに、あの人にしか見えない。
ケートラを運転する姿も・・・渡辺謙がケートラ運転するとか、渡辺謙のプライベートでは絶対にないであろうけど、いや、現実にはいるわ。
ああいう顔の濃い、色の黒いオジさん。いるのよ。
絶対にありえないのに、いる。この不思議な感覚を味わうことになった。

「渡辺謙みたいなすごい人が、実際はこんな漁港をケートラで走るとかありえないから」っていうくだらない考えは、渡辺謙の演じた全てによって、頭の片隅で弾圧された。

そして池脇千鶴、懐かしい。
彼女を見ると、暗いイメージがつきまとう。
多分、昔よくそういう暗くて重いドラマによく出ていたんだと思う。

池脇千鶴を見て、「老けた」なぁと思った。
その「老けた」池脇千鶴が、ものすごく良かった。今までよりもずっと。
誰に例えればいいのか、風吹ジュン、いや、また違う。誰だろう。
これから更に年をとって、年相応の役を絶妙に演じる池脇千鶴の姿が目に浮かんだ。

池脇千鶴に渡辺謙が言われた言葉が、見ていて胸に突き刺さった。
「自分の娘が幸せになんてなれるはずがない、自分の娘がまともな男に愛してもらえるわけがないって、そう思ってるんじゃないの?」みたいなセリフ。

それだ。
宮崎あおいと松山ケンイチを見ながら、「周りとは少し違う者、心に傷を負う者同士、惹かれあい結ばれる、そんな世界も素晴らしい」って、どこか同情の目で自分は見ていたんだと気付いた。
だから、あっさり松山ケンイチを疑えた。

池脇千鶴が、「あの2人はちゃんと話し合ってるし、考えてるよ」みたいなこと言った時も、「あの2人がまともに話し合えるのかな」くらいのこと思って、軽んじていた。
でも、そんな自分の気持ちに全然気付かなかった。
池脇千鶴のあのシーンがなければ、そして松山ケンイチが犯人ではないという結末が訪れなければ、きっとこの気持ちを振り返ることもなく映画を観終えたであろう。

そして、広瀬すず。
いや、彼女への感想って、ただ1つ。
「本気の女優だったんだ」。それだけ。

CMとか、雑誌とか、ヒロイン役として出演する映画とかでよく目にしてはいる。
武井咲とか、新垣結衣とか、綾瀬はるかとか、同じような活動をしている女優さんはいっぱいいる。
けど、広瀬すずだけ、他の人が演じていない役を、これからも演じないであろう役を演じた。
あの人、まだ18歳なんだ・・・。
覚悟がないとできないであろう役を。シーンを。
だってもう、彼女の出演する華やかで可愛いCMを見ても、必ず思い出す。
あのシーンを必ず思い出す。

「怒り」を観る前、ストーリーもよく分かっていなかった時は、一連の出演俳優に広瀬すずが並んでいるのを知って、「もしかして微妙な映画なのでは?」と思った。
だけど今なら心から、彼女の女優としての覚悟を見ることができて良かったと思う。

あと、森山未來のことは、案の定怖くて仕方ない。
何あの人。演技?すごすぎ。怖すぎる。
田中さんの、イイ人のシーンが本当にイイ人だったから、なおショックだった。
カッコ良かったのに。あんな人だったなんて(役柄に対してです)。

夫に、「森山未來が怖すぎる!!今度、新垣結衣とポップなドラマに出て、奥手で草食系な会社員の役やるんだよ!!とても同一人物とは思えない!!」と熱弁をふるったけど、そのドラマに出るのは、森山未來じゃなく星野源だった。
この前、CM見て気付いた。
同一人物とは思えないってか、まず別の人だった。そもそも。

再見は、今週12日のレディースDay。
有楽町で観てきます。
もう1回観られるなんて、本当に楽しみ。
公開終わったらどうしようと思っていたが、間に合って良かったです。




タグ:映画 怒り

映画「怒り」感想。その1 [趣味]

先日、夫と、映画「怒り」を鑑賞した。

かつて、こんなにも集中力が途切れることなく最後まで見られて、
そしてこんなにも人に勧めにくい映画はあっただろうか。

終わってからしばらくは、映画のことが頭から離れなかった。

感想を述べようとすると、膨大に溢れてきて止まらない。

各俳優に対する感想は止まらないし、シーンごとの感想も止まらない。

「あの人がカッコイイ」とか、そんな感想は言ってはいけない気持ちになる。
でも、それも本当は言いたい。

言ってしまうなら、まず三浦貴大カッコイイ。
あの人を見ていると、「若さ」を感じる。
若手の刑事の役が、モノトーンに染まってとてもよく似合っていたと思う。

そして、妻夫木聡がカッコイイ。
ロト7やTOYOTAのCMに出ている人と今回の彼が、同一人物だということを忘れる。
ゲイの役柄の彼が、男性を愛している役柄の彼が、とてつもなくカッコイイだなんて、女性的には皮肉である。

だけど、思い起こしても本当にカッコイイ。
「気がすむまで弁当直せよ」のくだりも。
直人から、お母さんの病院に連れて行ってと言われた時に、「勘弁してくれよ」と不機嫌になったのに、結局連れて行く姿も。しかも、直人がいた方が、1人で母に会いに行ってた時よりも楽しそうで。
お母さんが危篤の時に、直人の前で感情をあらわにして泣きそうになる姿も。

ってか、ハッテン場ってあんな感じなんだ(←突然)。
もっと薄暗い、公園の脇とか路地裏だと思ってた。

「あんな感じなんだ、意外だよね」と夫に同意を求めたら、
夫からは「ハッテン場って何?初めて聞いた」という言葉が返ってきて、自分が変なのか夫が知らなすぎなのか判断つかなくなって戸惑った。

綾野剛について、過去に彼の演技を見たのは、沢尻エリカのヘルタースケルターに出た時。
寺島しのぶの彼氏の役で、なんか、色々衝撃的だった。
あまり見たことなかったけど、怖く怪しいイメージがあって、今回のような大人しい役もできるんだって思った。
果物を包丁で切ってるシーンとか、今考えると可愛いなと思う。
鶴瓶の番組で秋田に来てくれて、じゅんさいを大好きだと言っていたらしいので、いい人だと思う。

男性同士の絡みを、こんなにも抵抗なく釘付けになって見ることができたのは初めてだった。
当然、カッコイイ人同士の映像だからというのは大きいであろう。
でも、釘付けなのはイイけど、映像のスピードが速くてあまり覚えていない。
だから、もう1回見に行かないといけないよね。これは。(今週再度見に行く予定)

ゲイ仲間の家に空き巣が入ったとか、直人がこっそり女と会っていたあたりから、見てるこっちも段々直人に不信感を抱き始め、これまでの彼の全てに疑う気持ちが出てきて、疑いながら綾野剛を見ないといけないのは悲しかった。しかも、結局犯人じゃなかったのだから。

だけど、なんで直人は死ぬんだよ。
死なないでよ。
お母さんも直人もいなくなって、優馬はまた、あのゲイ仲間と空虚な日々を過ごすしかないじゃないか。
映画なんだから、あんな2人はそもそもいないって分かってるけど、直人が生きていて2人ずっと幸せに暮らして欲しかったって、勝手に願う。

そういえば、自分には同性愛に対する偏見の気持ちなど、もはやそれどころではなかった(2人が美しいからっていうのはあるが)。
むしろ、優馬の相手が女だったら、すごい嫌かも。
だとしたら別に見たくもないし、「弁当直せよ」のくだりも、女とのやりとりだったらと想像すると、全くキュンキュンしないっていう。

男同士って・・・いいな。
同性愛に限らず。
と思わせてくれる、そんな2人だった。




復讐の未亡人。(佐伯について) [本]

佐伯みたいな女は、世の中にいるのかなぁ。
あからさまに性格の悪い女って、中学時代はいたわ。
高校とか大学でも多少いたけど、大人になったらもう、性格が悪いことが恥ずかしいと思うんだけど。

佐伯が基本的に頭まわるのは上辺の部分だけで、完璧に詰められる訳ではないから、まああんなことになったのだろうけど、性格が悪くて頭が悪いって致命的だなと思う。
性格が悪いからこそ周囲から憎まれてハメられる可能性があるのに、自分のことを自分の力で守れない。

陽史は、ほんとすごい。今回の復讐の立役者。
やはり、陽史を主役にして悪党を倒していく物語をぜひ連載して欲しい。

それにしても佐伯が地獄すぎる。
まず、両親や親族、いとこ、自分の会社の面々(社長がいなかったのが残念)、亜津志の両親(しかも父親が警察官)、亜津志の兄弟、亜津志の会社の人達、2人の友人達に、禁断すぎる映像を見られ・・・

自慢したい相手を佐伯は結婚式に呼んだだろうから、自慢したい相手からあの映像を見られることになるって嫌すぎる。

あの映像が流れたあと、出席していたカップル?が、隠れてイチャイチャし始めるとか、佐伯の映像をむしろ利用していい雰囲気になってしまうってすごい。
傷付いた佐伯の気持ちを慮ってなどいない。

亜津志は、密のこと、佐伯から聞いてた話と全然違うじゃないか!って怒ってて、その点は見る目あるなと見直したけど、やはり過去に佐伯ごときの嘘を信じて優吾にひどい暴力を振るったことは許せないから、それ相応の恥をかいてしかるべき。

あんな女と結婚しようとしてたことや、あんな式に上司や同僚を呼んだことが、どれだけ笑われるか。
亜津志なんて横暴だし性格良くないだろうから、周りからも愛されてはいないだろうし、結局亜津志の周囲も、腹の中では今回の出来事を笑っているはず。
亜津志は、どのツラ下げて今後周囲の人と接していくのか。
まあ、「あんな女を選んだ自分がバカでした」と自分を責めるタイプではないだろうから、怒りの矛先は全て佐伯に向かうであろう。

佐伯は、会社を辞めるだろうか。
「違うの、あれは誰かが作為的に作り上げたもので・・・」とか言って被害者ぶりそうではある。
で、周囲はまた仲間に入れてあげるのかなぁ。
バックに怖い人がいるから。

ムリだな・・・自分だったら、退職して誰も自分を知る人のいない職場に行きたい。

しかしそれはそれで、また彼女は懲りずに、同じように生きていく気がする。

うーーーん。復讐って難しい。

あと、式場が訴えられないか気になる。
佐伯が「おたくのプランナーに無理やりやられたんだ」とか喚いて。

でも、そんな時のための「俺の顔は映ってないんで、煮るなり焼くなりどーぞ」のデータなのかな。

その後が色々と気になるマンガです。